|
Microsoft®
Train Simulator(以下Microsoft Train
Simulatorと表記)が2001年8月に発売されましたが、購入された方はどのような楽しみ方をされているでしょうか。弊サイトでもレビューしましたが、CGによる描写や走行音の表現がともにリアルさに欠けるのは事実であり、どちらかと言えば鉄道模型シミュレータ的な要素が強いゲームだと思います。
その最たるものが「脱線」などの事故をシミュレートしているところです。これは実写版のゲームではまず不可能であり、その意味ではCGの利点を活かしていると言えるでしょう。鉄道事故はもちろん現実にはあってはならないことですが、今回はMicrosoft
Train
Simulatorというゲームの中でどのようにシミュレートされているのか見てみることにしましょう(本論文では小田急電鉄小田原線の場合を紹介します)。
では、どのような場合に脱線するのでしょうか。これは大きく分けて2つあって、1つは車止めに衝突した場合と、もう1つはカーブで速度制限をオーバーして遠心力に耐えられないと判断されたときです。以下の記述はMicrosoft
Train Simulatorのゲーム内での列車の挙動についてですので、本物の列車の場合とは異なる可能性があることをご承知おきください。
車止めにぶつかった場合、経堂や東北沢などの車止めのように強度が強い場合はどんなにスピードを出して衝突しても突き破ることはなく、列車の先頭車両が前のめりになって鉛筆のように突き刺さる感じになります。まるで電車が空中に浮いているような状態です。逆に新宿駅や新松田待避線などの車止めのように強度が弱い場合は、衝突するとそのまま突き破って建物や森の中へ突っ込んだりするようですね。
次にカーブによる脱線ですが、これは列車が速度制限をオーバーした場合に、カーブの曲率と列車の遠心力を計算比較して耐えられないと判断したときに脱線するようにプログラムされていると思われます。逆に速度制限をオーバーしなければ、どんなにきついカーブを猛スピードで通過しても脱線することはないようです。脱線時の列車の挙動としては、遠心力に応じて列車の先頭から脱線する場合と途中の車両から脱線する場合があり、線路脇が崖のときは結構派手に転覆することもあります。代々木八幡の制限45kmカーブでは駐車場の車を下敷きにし、箱根湯本近くの高架では先頭車両から転落してしまいました。
いずれの場合も、非常に生々しい描写で妙にリアルです。電車の運転そのものの再現がええ加減なだけに、余計この部分だけリアルに思えるのかもしれません。ここのカーブをこれくらいのスピードで通過したら、列車はどんな感じで脱線するのだろうかということを考えながら、時々シミュレートさせたりすることもあります。もちろん実際現実にはあってはならないことですが、ゲームの中だけの話として、こういう楽しみ方もあるのかなと思います。
※当サイトでは、Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
|