Topic 第41話 あー怖い!ひとモンチャク (02/07/13)

  このところ本当にやりにくい世の中になったなあと実感することがあります。不景気になったからなのか、時代の流れで人々の心の中が貧しくなったからかは分かりませんが、しょーもないことで多くの人々を不快に陥れる出来事が少なくありません。時には重大事件を引き起こすこともあります。

 インターネットの掲示板一つを取ってみても、初心者新参者がちょっと的外れな書き込みをしようものなら、待ってましたとばかりにこれでもかとバッシングの嵐。これは別に鉄道関係の掲示板に限ったことではなくて全体的に言える話です。私からすれば、「マナー違反なので、このような書き込みは止めて欲しい」という書き込みのほうがよっぽど不愉快なこともあります。物事には程度がありますし、同じ内容を伝えるにしてもどのようなアプローチがあるのか、よく考えたいものです。

 先日朝の南海高野線急行難波行きで、車内の雰囲気が一瞬凍りつく出来事がありました。三日市町駅で、50代の男性と50才近いと思われる女性が激しく口論しながら乗車してきました。何が原因で喧嘩してるのかは分かりませんでしたが、どうやら男性が女性に何かを注意して、女性が反論したために喧嘩になったようです。「いっぺん電車降りて話しょうら!」と猛烈に迫る男性に対し、女性も「…ちゃんとしてたんやから。あんたに言われる筋合いはないわ!」と激しく応戦。朝ラッシュが一段落した時間帯とはいえ、かなり混み合ってきた車内に緊張が走りました。

 ところが、次の女性の一言で状況は一変!
「あなた、確か××屋(有名な名前)にお勤めですよね。名前も知ってますよ。何やったら電話しましょか。」
この瞬間、男性の表情は凍りつき、全く何も言えなくなってしまいました。勤めている会社に連絡されたら困ると言うことは、たぶん男性にも非がある内容なのでしょう。それにしてもこの女性は、男性の勤め先と名前をなぜ知っていたのでしょうか。謎です。

 こうなれば後は女性側の言いたい放題。「難波で1回ちゃんと話つけましょか。私、時間ありますよってに。ほんまに、車内で大きな声出してみっともない!」「××屋の名前出されたら、もう何も言えないんですか。ちょっと、あなた!」男性は散々に言われた挙句、途中北野田駅で座席が空いたので男性が座ろうとしても、「そっちのお年寄りに譲ってあげてください!」と女性に指図されて、座席にすらありつけない始末。ここまでされて何も言えないということは、よっぽど男性側にまずい点があったとしか思えませんが…。結局はバツが悪くなるのに男性はなぜ女性に注意して喧嘩をふっかけにいったのか疑問でなりません。

 「第10話 電車の中で起こる人」でも書いたように、電車内でのトラブルは時々発生しています。いずれにせよ、人に注意をすること自体は悪いことではありませんし、場合によっては当然必要なときもあります。しかし、注意する側はそれに対して責任を持たなければならないこと、注意する方法にも程度があることを認識しておく必要があると思います。

 今回は残念な事例を紹介しましたが、もちろんいつもそうではありませんし、時には人の親切な行動に心を洗われることもあります。マナーの問題、注意するされるの問題、個々人がそれぞれ気をつけるべきことはありますが、常に相手や周りの人の気持ちを考えたデリカシーある言動を心がけたいものです。

トップページへ戻る

(C)1999-2006 Train Topics


[PR]湘南美容外科で働きませんか?:全国19院。医師、看護師ほか募集中