
| Topic 第54話 高野線快速急行乗車レポート (03/07/06) (2003年7月13日更新)
いつもの通勤のときは電車に乗り込んで座席に座れたら、本などを読んで眠くなったらそのまま寝ることが多いのですが、この日は例の通過区間が近づくにつれてドキドキワクワク。美加の台に着くときに、車掌さんは「次は林間田園都市に止まります。この電車は快速急行高野山極楽橋行きでございます。千早口・天見・紀見峠の各駅にお越しのお客様、57分発の急行高野山極楽橋行きにお乗換えください。」と念入りにアナウンスしていました。 15時33分、美加の台駅を発車。林間田園都市まで9分もかかって途中駅に止まる場合と比べて2分しか短縮されないわけですから、さぞかしゆっくり走るんだろうなと思っていたら、そうでもなくて、結構フルノッチ入れっぱなしで一生懸命走ってます(笑)。これだったら、7分余りで林間田園都市に到着してしまうのではないかと思いました。 さあまもなく千早口通過!他の乗客もさりげなく気にしているみたい(笑)で、比較的眠っている人は少なくて、私と同じく窓の外をチラチラみていました。ところがです!千早口のホームの近くまで来ると運転士さんはノッチを切ってしまいました。20パーミル以上の上り坂が続く勾配なのに、こんなことをするとあっという間に速度が落ちてきます。停車する場合もホーム直前までフルノッチ、切ったらすぐブレーキと言うパターンなので、もしや止まるのではないかと変な錯覚に陥るではありませんか!? せっかく長い時間をかけて70km/h強まで加速したのに、「止まりたいけどこの電車は止まれないの。ごめんね〜。」って言う感じで55km/hくらいまで速度を落としながら通過。通過を終えたらまたフルノッチで加速を始めました。そして天見の近くまできたらまたノッチOFF。今度は通過し終わる頃には50km/hを切るくらいまで速度が落ちました。 どうせ通過するなら、警笛の一つや二つ鳴らしながら(笑)、もっと堂々と快走して欲しいものです。 下り坂に転じる紀見トンネル内でも直線区間のメリットを生かすこともなく強烈な抑速ノッチで70km/hを維持し、そのまま紀見峠を通過、いよいよ林間田園都市に近づいてきました。それでも時計を睨みながら、所要時間は8分で1分余るだろうと思っていました。 そしたら、林間田園都市の手前で早めにブレーキがかかって30km/hくらいまで減速、なんと2番線の本線に折り返し電車が停車しているため、やむなく1番線の側線へ退避したのです。これで結構時間を食ってしまい、結局はちょうど9分で林間田園都市に到着しました。 ヘボかったポイントをまとめると、@通過駅直前でのノッチOFFによる速度低下、A林間田園都市駅進入時の側線退避です。これを改善すればあと2分短縮して所要時間7分も可能ではないかと思います。 ちなみにこの日に乗った電車は、先頭車両右側の窓ガラスが1枚割れており、おそらくそのためでしょう橋本で車両の交換をすることになり乗り換えました。まあ、これはどうでも良いのですが、橋本発車の15時50分、「ありゃっ」と思うことがありました。私の母校、智弁学園の女子生徒が1人、発車直前に息を切らしながら駆け込んできました。そして、中学の同級生と思われる公立高校の生徒を発見、「今日はぎりぎり乗れた〜」と安堵の表情を浮かべながら談笑していました。「先週は着いたことは着いたけど、乗れなかった。」と言ってました。 これはJR和歌山線との接続のことを言ってます。 橋本を発車して間もなく車掌さんのアナウンス。「お待たせいたしました。高野山極楽橋行き”快速急行”でございます。」ってやたらと快速急行を強調してました(笑)。おいおい、橋本からはどっちにしても各駅停車だから、 普通は高野山極楽橋行きとしか言わんだろうが。車掌さんも妙に意識してこだわっているように感じました。 そして、紀伊清水に到着すると、対向電車待ちのため、3分停車。私はその時思いました、「また意地悪ダイヤか」。家に帰ってから調べると、JR和歌山線和歌山行きの橋本到着が15時49分、だから50分発に乗り換えることが出来るかは微妙と言うわけです。 ここで疑問点は2つ。平日は51分発になっているのに、何故土・休日は50分発なのでしょうか。平日はJR線と連絡するけど、土日は連絡しなくても良いと考えたのでしょうか。いずれも紀伊清水は対向待ちの57分発でそれ以遠のダイヤも同じなので、平日と土・休日で橋本発車に1分の差をつけた意味が全く理解できません。2点目は、どっちみち紀伊清水で対向待ちになって時間を潰すのに、なぜJR線からの乗り換え客をないがしろにしてさっさと発車するダイヤになってるんでしょうか。 朝夕はやたらと長時間停車してまでJR線との連絡を考慮することもあるのに、昼間のこの不親切は何? この電車がもし快速急行ではなく、急行だったらどうなるかを考えてみると、千早口〜紀見峠の3駅の乗降客(少ないでしょうけど)の利便性が向上し、橋本発車が2分シフトの52分発になるからJR線からの乗り換え客が助かる。そしてトータルで見た所要時間は、結局のところ紀伊清水の対向待ちでキャンセルされる形で全く変わらない。こうなると、少なくとも難波15:00発の快速急行については、はっきり言って意地悪になっただけと言うことになってしまいますよ。 智弁学園の生徒も、JR線との接続の悪さにはうんざりしていることと思います。私も第3話高校時代の乗り換え戦争に書いてあるように散々な目に遭ってきました。中には南海電車の利用を諦め、親に橋本駅まで車で送迎してもらってJRのみ利用している生徒もいることでしょう。こうなれば、南海電鉄にとって大きなマイナスで、結局は乗客の減少→本数減→乗客の減少という悪循環になってしまうかもしれません。本当にちょっとしただけの配慮で助かる人がいるのですから、なんとかしてもらいたいですし、快速急行を導入するならそれなりの意味を持たせて欲しいと思います。
(2003年7月13日追記) それと、橋本駅でのJR和歌山線との接続問題ですが、昨日に関してはJRが定刻に到着したこともあって、南海も連絡を十分考慮していました。「和歌山線からお乗換えの方はお急ぎください」とアナウンスし、駅員が階段を覗きこんで乗り換え客があるかを確認する念の入れようで、かなり改善されたように感じました。50分発の橋本発車はこの乗り換え客の確認のため1分近く遅れましたが、結局は紀伊清水での対向待ちでキャンセルされるので全く問題なし。後続列車や対向列車にまで影響を及ぼすような遅延を無理してやる必要もないと思いますが、このような影響のない範囲で発車を遅らせることについては、今後とも臨機応変に対応してもらいたいものです。 関連トピック Train Topics 第53話 高野線ダイヤ改正レポート2003 Train Topics 第45話 南海電鉄 '02鉄道の日記念イベントPart1 Train Topics、おかげさまで人気上昇中! 第100話までは頑張りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。 |
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