Topic 第58話 速報!TS御堂筋線 激辛インプレッション (03/11/03)

 Train Simulator 御堂筋線(以後TS御堂筋線と表記します)を入手しましたので、今回は速報という形でファーストインプレッションを皆様にお伝えしようと思います。それではいつもの辛口モード&大阪弁モードでGO!

●グッズセンターなんばで購入

 本作品TS御堂筋線は大阪市交通局の100周年記念グッズとして発売されるものであり、一般の店頭には並びません。大阪市交通局と北大阪急行電鉄がアナウンスした指定の場所または通信販売で購入するしかありません。ただし8月上旬に行われたイベントで先行予約した人には発売日の10月30日よりも約1週間早く届いたようです。

 記念グッズは一般的に販売数量も限定する傾向にあり、売り切れを心配する声がちらほら聞かれましたが、Kochanとしては割と楽観視していました。公式発表時の初回プレス14000本が本当であるならば、今までの実績から考えて売り切れはまずありえないと思ったからです。

 とは言うものの、一抹の不安はありました。一般的な量販店でも、ソフトを一作品につき何本も用意している店は多くありません。本と一緒で、1個売れれば再入荷するまでは基本的にその店にはないことになります。今回、Kochanは本作品を購入するために10月31日にわざわざ会社を半日有給休暇までした(他の用事もついでに入れましたが…(笑))わけです。何としても入手しなければ…。

 そういうわけで31日朝、グッズセンターなんばへ出向きました。南海難波駅から地下鉄方面へ歩いていって、ずぅーーっと行って近鉄の乗り場まで来てしまい、アレレレレ?グッズセンターないやん。困ったなあと思って、市営交通アクセスガイドで尋ねたら、係りの方が親切に教えてくださいました。どうやら行き過ぎたようです。再び目を凝らしながら反対方向に歩きました。

 大阪以外の方は驚かれるかもしれませんが、大阪には約7700人のホームレスの方がいます。この日も通路の端のほうで寝ていたり、ゴミ箱をあさる姿があちらこちらで見られました。遠方から大阪へ来た人はこの光景に戸惑うかもしれません。こうした現状を解決するためにはまず景気回復が絶対条件になると思います。

 ・・・ありましたありました。グッズセンターなんば。結構小ぢんまりしてるから見落としてました。店員のおばちゃん(と言っては失礼?)に「Train Simulator 御堂筋線ください」と言うと、はいはいと返事をして後ろに置いてある袋を持ってきました。もう既に袋に入れて用意していたわけです。そして良くみると、袋に入ったTS御堂筋線が少なくとも20個は積まれていました。お金を払いながら、「まだ在庫は十分ありますか」と尋ねると、そのおばちゃんと、店の奥にいたもう一人の店員さんが口をそろえて「ありますよ」と答えました。その表情からは「なんでそんなこと聞くの?」というニュアンスがあり、ファンが売り切れを心配していたなど寸分も知らない様子でありました。そんなわけで、少なくともグッズセンターなんばはしばらく売り切れの心配がないでしょう。

気になる作品の出来は?

 本題に入るのにえらい話を引っ張ってしまいました。まるで最近の「探偵!ナイトスクープ」の駄ネタみたい(笑)。オープニングはHPにも公開されていましたように格好いいムービーです。名前をKOCHANと入力していよいよ開始です!

 朝ラッシュのなかもず〜千里中央を選び、車両は新20系を選択。ゲームが読み込まれて映像が出たと思ったら、いきなりドアが閉まりました。今回も始発駅は発車ベル抜きなのねぇ。走行音についてはいつもどおり文句ありません。信号の映りこみも完璧です。残圧停車は前評判どおりですね。広告放送は予想通りカットされていました。走行音がかなりの轟音ですので、広告放送がなくてもそれほど雰囲気を損ねるようなものではありませんが、あるともっと楽しめたかなあと思います。

 今回もっと気になったのは、停車中の音処理が今までよりにも増して雑と感じたことです。THE山手線では停車中の音がある間隔でループされていることがはっきり分かる点や、THE京浜急行でも朝ラッシュのはずなのに妙に静まり返った駅など、従来作品でも多少不満だったわけですが、本作品では違和感が大きくてやや興ざめでした。

 まず乗客が乗り降りする足音が聞こえることは良いのですが、妙に足並みを揃えて規則正しいんですよ(笑)。短い時間の音でループしてるんでしょう、きっと。それに発車チャイムがかなりノイジーで、ザーという音を伴います。発車チャイムが終わるとそのノイズも終わるので、なんだか音を貼り合わせましたよという感じが出ちゃってるんですねぇ。駅員のアナウンスや扉が閉まるタイミングとかにももう少し変化を持たせた方が良いのでは…。グッズ品にそこまで求めるのは酷なのかなあ。

 それと、THE京浜急行と比べるとアレなんですけど、機能もいろんなところで割り切りと妥協が見られるんです。便利だったリプレイや模範運転はありません。レバーサも切り替え不可で、前進あるのみなのは初心者向けでOKですが、オーバーランしたときに、京浜急行では自動的に後進して停止位置を合わせるところをちゃんと見せてくれていたのに、本作品では「停止位置を直す必要があります。STARTボタンを押してください。運転時間が15秒加算されます。」という内容のメッセージが表示されるだけで、ボタンを押したら一気にワープされちゃうんですね。手抜きとまでは言わないけれど、ちょっとこれも残念。制作費とかもあまりかけられなかったんでしょうね、多分。

 得点は従来の加算方式ではなく、今回100点満点からの減点方式を採用。これは賛否両論あるところでしょうが、自動車免許の実技試験と同じ方式だし、最高点が100点だとはっきりしているわけですから、Kochanとしては異論はなく、むしろ分かりやすくなったと思います。エンディングムービーではレトロな映像が流れたりして、昔はこんなんだったのかとかえって新鮮になりました。

 朝ラッシュの信号変化ですが、思ったほどはノロノロ運転になりませんでした。どちらかと言えばダイヤがタイトなので、できるだけ信号ぎりぎりに走ってブレーキ操作も詰めないと遅れ気味になってしまいます。先行列車の動きを考えた運転が求められますね。

●売れるのかなあ…、コレ?

 なんか売り切れを心配したけれど、はっきり言ってTS御堂筋線を買う人のほとんどはTHE京浜急行など従来作品のリピートユーザになるのではと思うんですね。だとすれば14000本は売り切れどころか全部を売り切るのは容易なことではないでしょう。

 まず発売の告知方法が非常に限定されています。地下鉄沿線の広告に目を凝らしていた人か、我々のようにこまめにインターネットで情報を入手している人だけが、本作品の発売を知りえたわけです。この時点で新規ユーザを獲得するのは非常に難しい。我々のようなコアなファンは全国で見て多くても数千人規模でしかいないと思います。

 さらに、本作品が後半地上とは言え地下鉄というのも大きなマイナス要素です。もちろん音楽館の技術をもってすればトンネル内の映像も鮮明なのは確かですが、やっぱり景色が単調なのは否めません。TS御堂筋線の話をいろんな人にしましたが、地元の電車でGO!ファンの人でさえ、@御堂筋線だけで4800円もするの?(電車でGO!ならもっと多くの路線を収録しているぞ)、A地下鉄やで、真っ暗なのに面白いのか?とそっぽを向いています。またこうした人達に実写ならではの魅力を伝えようにも、地下鉄では労力がかかりすぎます。

 かく言うKochanも、本作品が福岡や名古屋の地下鉄だったら買っただろうかと言われると「?」マークが出ます。TS御堂筋線は何度も利用したことがあり、愛着があるから地下鉄でも欲しくなったという面があります。

 ・・・あかんあかん、今日は調子に乗って、いらんこといっぱい書いてしもうた。あんまし書き過ぎると、ネタ切れになってしまうので今日はこのくらいにしといたるわ(笑)。それと次回作「TS+電車でGO!東急編」に期待 するでぇ!

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