
| Topic 第60話 ボリューム満点!TS+電GO!東急編インプレ (03/12/21)
(2003年12月30日更新) Train Simulator + 電車でGO! 東京急行編が18日に発売されました。「世紀の大合体」とも言われるTSと電車でGO!のコラボレーション作、その出来栄えを速報でお伝えします。ではいつもの、Kochanの激辛&ネタばれ(笑)インプレッションでGO! ●難度が高い!ボリュームも満点!
プレイしてみてまず思ったことは、今までの3作品と比べて圧倒的に難しいんですよ。なんでか?って、それはいろんな要因があるけど、 ちなみに東急は、1999年9月に小学館から「東急東横線・目蒲線」(目蒲線は現在目黒線)が発売され、音楽館としては一度は商品化の望みが絶たれたかと思われた路線であります。よくぞここまで頑張ってくれたと音楽館さん、東急、そして今回のコラボレーションに協力したタイトーさんに拍手を送りたいところです。 ●重箱の隅をつつけばきりがないけど… では、いつもの激辛モードに入ります。ファーストインプレッションとして気になったことを少々…。映像や走行音は今までどおり素晴らしい出来栄えですので、ここではあえてコメントしません。 まず、車掌の音声が妙にクリアすぎて、かえって違和感があります。駅停車時の音声とかはそれなりにノイズもあるし、時々聞き取りにくいこともあるのですが、車掌のアナウンスだけが、いかにもスタジオでレコーディングしましたってくらい明瞭なのです。ここは、車掌のマイクとスピーカを通した音を拾って録音するなどして欲しかったところです。あるいは他の音も同じくらいクリアにしてバランスを取って欲しかったです。
次に気になったのは、今回の売りの一つでもあるんだけど「画面の左右の揺れ」。御堂筋線から再現するようにしているらしいけど、本作品ではちょっと表現がオーバーすぎるような…。それに凝視してたら酔いそうになります。 また、サンプルムービーでも多くの人が気になっていたであろうTSモードの運転台の大きさ。やっぱり運転しにくいです。画面の下半分以上運転台に取られてしまうと、まるで隙間から覗いているかのような細長い走行映像になってしまい、とたんにせっかくのリアル感が台無しになってしまうんですね。なぜ、運転台をここまで大きくする必要があったのか、非常に疑問です。 あと、御堂筋線でも指摘したように、停車時に過走した場合の処理が今回もスタートボタンを押して勝手に修正する簡易的な形式となっており、若干残念ではありました。 ●今までと全然違う電車でGO! 本作品ではTSモードと電GO!モードの2つを備えており、好きなほうを選んでプレイできます。電GO!モードとTSモードとの仕様の整合性はどのようなものか、チェックしてみよう。 まず画面レイアウトは概ね従来の電車でGO!を踏襲し、走行映像が実写になりました。というのは誰でも分かること。まあ、信号やATC、速度制限などの予告が本作品では画面下(従来は画面左)に表示されているなどの違いはあるけど。でも再現技術はもとより、ゲーム的な味付けも完全に音楽館ですな。製作した音楽館に、電車でGO!の画面レイアウトと絵柄を使わせてあげただけのように見えました。 電車でGO!シリーズの変なこだわりでもあった、早着に対する厳しすぎるペナルティはなくなり、この部分は完全に音楽館プログラムになりました。でもダイヤは元からしてかなり厳しいので、時間を持て余すことはなく、どちらかと言えば遅れがちになりやすいです。で、遅れたらどうなるかと言うと、一定時間までは許容され、そこからさりげなく(?)減点されている模様です。10秒以上遅れたら、「遅いわねー、この電車」と文句を言われます(笑)。仕方ないことかもしれませんが、一度遅れたら、遅れを取り戻すまで各駅ごとに遅れた分減点されていくのは辛いです。我々の仕事の成果目標と同じです(それはそれで問題と思うが…)。各駅間の”所要時間”で判定してくれると、よりありがたいです。 特定の場所で警笛を鳴らすとボーナスをゲットできます。また、停車時に停止位置やダイヤの正確さを判定して適宜ボーナスが入るところなどは電GO!らしくて良いのですが、ホームから電車の停車の様子を映したリプレイは省略され、「7時49分20秒まで停車します」のメッセージが表示されるだけです。このあたり、従来の電GO!ユーザに受け入れられるかは好みの分かれるところでしょうね。 それと、今回せっかく「電車でGO!」というネーミングを使っているのに、いまいちタイトーさんの影が薄いです。東京ゲームショウでは、結構大規模な宣伝活動を行っていたのに、購入したパッケージを見てもタイトーのマークはなく(登録商標の断り書きだけ)、オープニング画面でもタイトーのロゴマークは出てきません。そもそも、タイトーのホームページにすら、本作品の情報は一切書かれておらず、一般ゲーム店などの注目ソフトにも挙がっていない状況。小規模な店では取り寄せてもらうしかないかもしれません。久しぶりの大型作品と注目していたKochanとしては寂しい限りであります。せめてタイトーのホームページにだけでも掲載して、従来の電車でGO!ファンに製品の存在を知ってもらえるように努力しようよ…。 ●東急に親しむチャンス 私は鉄ちゃんではあるけれども、あまり積極的に出歩いていって電車に乗るほうではありません。でも、こうしてゲームを通して、その地域の土地柄や地理的特徴、文化まで学べるのは非常に面白いと思います。本作品でもそうした内容が随所に見受けられ、地元路線ではないが故に、逆に一層楽しめるところです。 例えば朝ラッシュ時に「ドアを閉めます。お荷物とお体を強く引いてください!」なんかは関東風味で、関西人からはなかなか興味深いでしょう。それと、特に爆笑したのは、大井町線。「後ろ2両はドアが開きません。前の3両からお降りください。」って、最初なんじゃそれと思ったのですが、その駅はホームが短く、列車が入りきらないようです(笑)。地元の人からは全然たいしたことではない、むしろ当たり前のことでも、すごく面白く感じたりします。 大井町線の駅間が500mなかったりするのは何故かとか、このゲームを機に東急の歴史や背景などを勉強してみるのもこれまた一興かも知れません。 ※今回の記事は2003年12月21日現在の情報をもとに書いております。 |
(C)1999-2006 Train Topics