Topic 第63話 ナイトスクープ鉄ネタ集 (04/04/10)

(2004年5月30日更新)

 朝日放送で毎週金曜日に放映している「探偵!ナイトスクープ」、私の大好きな番組です。深夜番組にもかかわらず関西地区では視聴率16〜22%程度を記録している人気番組です。

 依頼者が番組宛に依頼し、探偵がお笑い要素を交えて調査をするバラエティ番組ですが、たまには鉄ネタも含まれており、中には面白いものもあったので、今回は「傑作!鉄ネタ集」を4本ダイジェストでお送りします。実はすべて、電車と人間の足が競争すると言うちょっとアホな(笑)ネタなのです。

●電車と競争1(阪急下新庄〜淡路)

 「筋肉モリモリで、”鉄人”と呼べる友人がいます。電車より速く走れるし、腕相撲も100人連続で倒すし、淀川も泳いで渡れます。是非見に来てください」。という依頼。

 電車より速く走れることを、阪急千里線の「普通梅田行き」下新庄〜淡路(約900m)で証明することに。下新庄出発と同時にダッシュする”鉄人”。スタートダッシュでは当然人間の方が速いわけですが、加速がついてきた電車にやがて抜かれてしまいました。「やっぱりアカンやん」と思った瞬間、思わぬ出来事が…。電車の速度が落ちてきてついに停止!実はなんと場内停止信号だったのです。淡路駅ってあちこちから電車が来て超過密だから、信号待ちになることも多いのでしょう。信号待ちの間に”鉄人”はあっさり電車を抜きました。その後電車が動き出し、猛烈に追い上げますが、結果は”鉄人”が僅差で勝利しました。

 信号待ちを利用して勝つなんてインチキくさいのですが、さらにインチキ丸出しなことが…。たいていの人は電車を見たとき種別と行き先くらいしかチェックしないものですが、鉄ちゃんなら当然車番まで見てますよね!VTRをチェックすると、電車は終始「普通梅田行き」なのですが、各場面で車番が変わってまんがな(笑)。下新庄発車時の車番が3315、信号待ちをする時に映った電車の車番は3317、そして淡路到着時の映像では2315。全部違うっちゅうに。完璧なヤラセでしたね…。

 ちなみに阪急の2000系、3000系はやや古い車体のようで、始動時にいきなり加速してグラッとくると私の友人は話していました。

 あと、ついでに書いておくと、この後の腕相撲100人対決でも、同じ人が何度も対戦して人数を稼いでいました(服が同じだからすぐ分かりました)。淀川横断は、それまでで体力を使い切っていたため、なんとか泳いで渡れたものの、泳いでるんだか溺れてるんだか状態でした(笑)。

●電車と競争2(JR森ノ宮〜大阪城公園)

 「JR大阪環状線の森ノ宮駅で4〜5人の小学生が乗り込んできましたが、1人乗り遅れてしまいました。するとその小学生は扉が閉まるや否やホームを駆け出し、電車が次の大阪城公園駅に着いたときになんと息を切らしながら乗ってきたのです。本当にそんなことができるのか調べてください。」という依頼。

 依頼者と桂小枝探偵が挑戦することに。依頼者の友人が電車に乗り込み、トランシーバーで状況を知らせるという段取りです。「大阪城公園駅で会おう」と張り切る小枝探偵。扉が閉まるとすぐ階段を走って降りました。ところが改札を出たところでいきなり道路の交差点が赤になっているのです。これだけでも時間のロス。信号が青になって再び走り出した頃には「もう(大阪城公園に)着きました」との連絡。その後も走りますが、半分も行かないうちに「ドアが閉まりました」。

 唖然とする小枝探偵が時間を聞くと「1分42秒」とのこと。森ノ宮から大阪城公園まで直線距離で800m。800m走の世界記録は1分41秒73。「ということはぎりぎり間に合うわけか。思いっくそ走ったらな!」チャンチャンチャン。

 小学生が間に合ったというのは依頼者の勘違いなのか、それとも本当にあったことなのか…謎です。もし本当だとしたら、事故などでダイヤが乱れていて電車がノロノロ運転していたとしか思えませんが。

●電車と競争3(JR池田園〜渡島砂原)

 「函館近くの宿の最寄り駅(池田園)から30kmほど離れたところにある渡島砂原駅に、おいしいブルーベリーアイスクリームがあるので食べに行こうと思い、朝9時過ぎの電車に乗ろうとしたが乗り遅れてしまいました。次の電車はなんと6時間後だったのです。それでふと思いついたのですが、6時間待つくらいだったら、歩いていった方が早いと思うのですが、一緒に調べてください。」という依頼。

 早歩きなら時速6km、距離が30kmだから、1時間の余裕がある。途中の温泉に入ったりして楽しみながら歩いた方がよいのではないかと依頼者が提案。しかし温泉だけでなく、栗の実を拾って食べたり、昼食をご馳走になったりと寄り道しすぎてしまいました。遅れを取り戻すために慌てて走っていくのですが、やはり30kmという距離が辛い。最後は長原成樹探偵も痛む足を引きずっていました。結局渡島砂原駅に着いたのは、6時間後の電車が到着した約15分後でした。

●電車と競争4(JR下山村〜伊那上郷)

 私は視聴していないのですが、ナイスクファンの間では有名なネタのようです。JR飯田線の下山村〜伊那上郷では線路がU字型に迂回しているため、直線の道路を実際に走った方が速いのではないかという内容です。

  電車は飯田市内を大きく遠回りして4駅分約6kmの道のりを最短12分かけて走ります。しかし、道路を走って行けば約2kmの距離になります。それで、2kmを走ればなんとか間に合うのではないかというのです。結果的には走った方が速かったということで爆笑ものだったとのこと。この話は、少年サンデーに連載されていた漫画でビデオアニメ化された作品「究極超人あーる」でも登場したシーンで、飯田線の名所となっています。

 飯田線建設当時(旧伊那電気鉄道)は、建設費用のかかる鉄橋の長さを極力減らすために、あえてU字型に迂回するようにしたそうです。今の建設技術から考えると実に非効率と思われますが、地元にはすっかり定着しているようですね。数十km北にある田切付近にかけて同じような迂回が何ヶ所か見られ、こうした飯田線独特の線路の形状はΩ(オメガ)カーブと呼ばれているそうです。

トップページへ戻る

(C)1999-2006 Train Topics