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名古屋本線を購入したくなったのは、1998年から3年間愛知県豊川市に住んでおりまして名鉄には大変お世話になったことです。国府〜新名古屋を帰省時に利用していましたし、休日には豊橋方面へ出かけるのに利用していました。前面展望が素晴らしい7000系からの眺めは最高でしたね。何度も乗りましたので、速度制限の場所などもかなり頭にインプットされております。今でも出張で利用する機会があ
って、Kochanにとっては馴染みの深い路線なのであります。
作品の話に戻りますが、豊明退避の急行新岐阜行きとして3500系と7700系が採用され、特急はおなじみのパノラマスーパー1200系・1000系が収録されています。
豊橋から伊奈手前の分岐点まではJR飯田線に乗り入れています。そこからは基本的に110〜120km/hでの高速運転が可能ですが、知立を過ぎ
るとカーブによる速度制限が増えてきます。
さて、ゲームの仕組みを見ていきましょう。起動すると、格好良い音楽とともにオープニングムービーが流れます。ムービーのアングルを一つとってもプロ級で、作品に対する期待を抱かせてくれます。
映像をクリックすればタイトル画面にスキップし、特急1200+1000系、急行3500系、急行7700系の中から選んで運転画面へ入ります。シリアルポートに接続すれば、音楽館TS対応のマスコンを使用できます。駅ジャンプの機能もありますので、自分の好きな区間だけを選択して運転することも可能です。
「運転開始」をクリックするとゲームが始まります。走行音はもちろんのこと、駅の音や車内アナウンス、扉の開閉音などほとんど実際に録音したものを使用しており、作者の本物志向が伺えます。走行映像は急行での撮影映像をベースにして、それを編集しているので、実際の列車の挙動の通りに走れば、低速域でのカクカクを最小限にできるとしています。
贅沢を言うと、運転画面のサイズが固定されてディスプレイの一部分をのぞき込むような感じになってしまうので、できれば画面の解像度が自動的に切り替わってフルスクリーン表示するか、運転画面のサイズをマシンパワーに応じて数パターンから選択できるようにして欲しいところです。
電車の挙動は、かなり綿密に計算されているらしく、特に減速特性はほぼ本物そっくりと言えると思います。ただ、加速特性は全般的に弱い印象があり、特に特急1200+1000系は実際の車両よりも加速が鈍かったです。作者様にその旨お伝えしたところ、計算上のミスがあり後日アップデートにて対応したいとご回答をいただきました。個人が作るPCソフトはこうした部分の修正が柔軟にできる点がいいですね。
Enterキーを押すと喚呼する仕様はなかなかGood!信号だけでなく、通過駅の確認や速度制限の喚呼もできます。ただし、例えば信号と速度制限の喚呼が同じタイミングで重なった場合は、速度制限が優先されるので、複数回押しても「(制限)85」の喚呼が繰り返されて信号の喚呼ができない箇所がいくつかありました。優先度をつけること自体は悪くありませんが、一度喚呼した標識は優先度を下げるなど重複した場合の対処に関してもう一歩の工夫が欲しいところです。
速度制限は概ね忠実に再現され、勾配も念入りに調査されている点は感心しました。ここまで調べるにはかなりの手間と時間を要すると思います。重箱の隅をつつけば、速度制限が何点か抜けていたり信号表示で2箇所ほど明らかな表示ミスがあるなど、この路線に詳しい人がじっくり見れば「あれっ?」と思う部分もありますが、及第点は十分与えられる出来栄えと思います。この辺りもアップデートで対応していただけると嬉しいですね。
あと1点改善の余地があると思ったのは、信号システムです。停車駅での出発信号の扱いは、出発時刻が近づくと停止から進行に変わる仕組みになっています。これはまあ良いのですが、退避駅の豊明駅にわざと遅れて到着してみると、特急列車の通過を待つ前から出発進行に変わっていたのでビックリしました。また、特急が通過した後、出発するときは実際には注意信号だったりすることもあるはずで、その場合出発後もしばらくは信号がめまぐるしく変化すると思うので、この部分が忠実に再現されていれば、運転がもっと面白いと思います。
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