Topic 第71話 南海電鉄よもやま話地元版(04/11/23)

  今回のTrain Topicsでは”南海電鉄よもやま話地元版”と題して、(1)南海紀伊清水・学文路駅周辺探索(NATTS記事より)と、 (2)高野山パーク&ライドの話題をお届けします。

のどかな田舎の線路沿いにも意外な見所 あり!

 南海高野線紀伊清水・学文路駅周辺はちょうどKochanの地元ですが、南海電鉄が駅などで配布しているNATTS(ナッツ)と呼ばれる情報誌で、「わたしの駅前」 という特集として取り上げられました。今回はその記事からピックアップ、Kochanのアレンジも加えながら紹介します。

 紀伊清水駅・学文路駅は、橋本駅から高野山寄りに少し行ったところにある田舎の駅です。
 まず、紀伊清水ですが春頃は駅構内に藤の花が咲いてとても綺麗です。ハイキングで国城山に登山するのもよし、隠れ谷池で釣りをするのも良いでしょう。国城観光農園では秋にはみかんや柿などの味覚狩りを楽しむこともできます。
 一方、学文路駅ですがこちらは何と言っても学文路大師が有名で、毎月20日前後は大祭があって年配者を中心にたくさんの人が参拝に訪れます。学文路大師から少し東へ足を延ばせば学問の神様菅原道真公を奉った学文路天満宮があり、特に受験シーズンになると多くの人が合格祈願に遠方から訪れます。私も犬の散歩ついでに時々寄ったりします。学文路天満宮の祈祷を受けた5枚入りの学文路駅入場券が毎年発売されており、受験生のお守りになります。そして11月〜1月の間は、学文路駅に「プチルミ」と呼ばれるクリスマスのイルミネーションが輝き、通りがかりの人を魅了してくれます。

 今回NATTSで紹介されたのは、近隣のお店です。まずは学文路大師創始者が作った老舗「長栄堂本店」で売られているやきもち。もちで粒あんを包み焼き色をつけています。これを食べずに学文路は語れないといえるほど地元では有名で、Kochanの 母親も時々買っております。
 次に、Kochanの家の近所にある選果場。この辺は柿の産地で、シーズンになると選果場前にはコンテナに柿を山のように積んだ軽トラックが列を作って並びます。選果場の一角には柿の直売所もあって、格安の値段で売っております(11月末まで)。
 そして、紀伊清水駅から少し西に進んだところに、「柿右エ門(かきえもん)」という居酒屋さんがあります。私も2回くらい同窓会や送別会で行ったことがあります。寿司から洋食、めずらしい食べ物などいろいろ取り揃えているようで、姉妹店の「くらのすけ」とともに地元住民から人気を得ています。

 地元すぎる(?)Kochanからすれば、横を通っていながら見逃してしまう情報も、こうやって改めてNATTSの記事として取り上げられると 、なかなか新鮮に感じられました。のどかな田舎で何もない場所と思っていたのですが、紹介文を読むと意外な発見もあって興味深かったです。


”やきもち”がおいしい長栄堂本店


紀北川上農協(学)総合選果場


学文路駅のプチルミ


やや空振り?高野山パーク&ライド

 高野山パーク&ライドは、今秋実施された近畿運輸局などからなる高野山パーク&ライド実行委員会による企画です。高野山に車で行くのではなく、麓となる九度山町に車を止めて、そこから近畿運輸局が用意した送迎バスで学文路駅まで乗り、電車とバスを利用して高野山を楽しんでもら おうというものです。 自然環境を守り後世に伝えること、そして高野山がユネスコの世界遺産に登録されたこともあって、「車は麓の駐車場に止めて、高野山へは電車とバスで」と呼びかけたものです。目玉は南海電鉄の往復運賃、高野山でのバス1日フリー乗車券に、さらに金剛峰寺などの拝観料を全てセットで大人1000円(普通に電車・バスを使えば3000円以上かかる)と言う破格値を実現していることです。2004年10月24日・31日、11月3日・7日・14日の計5日間に渡って行われました。

 10月上旬頃、我が家にも市の広報に 混じってパーク&ライドのチラシが入っていました。何と言っても交通費の安さが目に飛び込んできて、これは一度行ってみたいと思いました。しかし…、チラシにはチケットをどこで購入するのか、どうやったら入手できるのか記載がありませんでした。私のような近隣住民は、わざわざ九度山にある臨時駐車場まで車で行くなんて遠回りなことをするよりも、そのまま駅から電車で行ったほうがかなり早いのです。

 そこで、問い合わせ先の近畿運輸局へ電話したところ、担当者がいないので後日連絡するとの返事。「大丈夫か〜?そんな大げさな話なのか?」と疑問と不安が出てきて、ウサンくさいとまで思うようになりました。高野山までの往復が1000円と言うのはあまりにもおいしい話。詐欺が横行する昨今のご時世です。何か罠があるのでは…と疑ってかかるくらいで、情報の出所が真っ当なのかWebサイトで検索して確認する始末でした。

 翌日連絡があり、チケットは九度山の臨時駐車場に車を止める際に購入できるとのこと。おいおい。パーク&ライドのために、車を使わなくていいところを車でわざわざ出向かなければならないなんて、自然環境保護の目的から考えればはっきり言って本末転倒。これでは趣旨に賛同できず、結局私は他に行きたい場所を優先させて、高野山行きは見送りました。パーク&ライドの対象者は、大阪方面から高野山まで全部自動車で行きたいと思っている人にだけ限定されて、その人にだけ恩恵があるように仕組まれたことは不満です。

 初日だった10月24日の翌日の新聞で高野山パーク&ライドが和歌山版の記事で取り上げられていました。やはりと言いますか、呼びかけに応じたのはわずかに40台ほどで、500台分のスペースを確保した駐車場はガラガラだったとのことです。「PR不足もあり、出足が低調だった。今後は口コミに期待したい。」と担当者。チラシのほか、国道沿いには旗も何本か掲げていたようですが、地元でさえ大多数の人にはキャンペーンの存在すら知られていなかったのではないでしょうか。高野山パーク&ライドの言葉は聞いたことがあっても、何を意味していてどうすれば利用できるのかあまり伝わっていなかったように感じられます。

 11月7日に学文路駅の様子を見ました。駅の前には3人ほどの係員が立っており、そこへ無駄に大きい50人乗りのシャトルバスが到着しました。駅のホームでは15人ほどの人が電車を待っており、口コミの効果は少しはあったようです。しかし、人件費や臨時の駐車場も含めて相当な運営費用がかかっているでしょうし、そのうちの多くが実質無駄です。近畿運輸局や和歌山県が関係している企画ですから税金が使われているかもしれません。せっかくのキャンペーンを有意義なものにするために、もう少し工夫が必要だったのではないかと思いました。


パーク&ライドを利用して高野山へ。
学文路駅で電車を待っている人達。
11月7日午前10時過ぎ。

撮影機材:DiMAGE Xt, DiMAGE 7i(コニカミノルタ)

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