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Topic 第73話 豊川出張で電車旅日誌Part2〜名鉄ハプニング編〜 (05/02/05)

 私は現在も時々、愛知県豊川市の事業所に出張することがありまして、名鉄を利用しております。今回は名鉄乗車時に起こった小さなハプニングを2つ書きたいと思います。

 まず一つ目は、2004年9月22日の夕方、特急新岐阜行きに乗っていたときのことです。いつものごとく、運転席の後ろにかぶりついて120km/hの快走に酔いしれていたその時。突然、運転士さんが立ち上がって非常ブレーキをかけました。私は何事かと思って前方を注視しましたが、何か特に障害物があるわけではありませんでした。なぜだろう…。

 場所は宇頭駅付近の踏切。どうやら、遮断機が下りたことを知らせるランプが点滅していなくて、まだ下りていないことを表す赤ランプが点灯したままになっていたようです。一見しただけでは異常に気づきにくく、運転士さんも細かいところまでよく確認していましたね。

 非常ブレーキがかかった後、電車が停止するまでの間に、遮断機が下りたことを示すランプが正常に点滅し始めていました。しばらく車掌さんと連絡を取った後、安全を確認してそろーりと踏切を通過。念のため、次の踏切でも速度を落として徐行で通過してから、ようやく通常運転に戻りました。この結果、新安城着以遠が4分遅れとなりました。

 原因は分かりませんが、踏切の誤作動か、あるいは遮断機が下りた時に何か障害になるものがしばらく立ち入っていたかのどちらかと思います。車掌さんは「踏切障検装置の作動」と説明していました。結果的には何事もなくて良かったです。120km/hで車と衝突でもしたらとんでもないことになりますので。

 そしてもう1件のハプニングは、2005年1月28日の朝、つまりダイヤ改正前日です。私は急行国府行きに乗っていました。パノラマスーパーに乗ることが多い私には、3500系は久しぶりの乗車だったので新鮮でした。一部特別車のパノラマスーパーは常に豊橋側の2両が特別車ということで、豊橋方面へ向かうときは一般車で我慢していたと言うこともあって、久々の良好な眺めを満喫していました。

 ただ、朝の豊橋方面の方向って思いっきり逆光なんですねぇ。しかも、真冬の時期ですから太陽が低い位置にあって厳しい条件です。対向する電車の写真を撮ることが楽しみなのですが、あまりにも条件が悪すぎました。写真は諦めて、走行音を録音することに。

 運転を見ていると、新安城の場内注意で運転士さんのブレーキのタイミングがちょっと遅れて少々慌てておりました。常用最大に入れてなんとか間に合いました。ま、たまにはそういうこともあるかなってそのときは思いました。その後、東岡崎、美合、本宿ではいずれも早めのブレーキングを心がけていたようで、少々余裕がありすぎるくらいでした。

 それと、3500系って低速域でのブレーキがやや緩慢なのかなあ。ちょっとでも油断しようものなら、2〜3mは停止位置を軽く行き過ぎてしまいます。まあ、全体的に見ても名鉄の場合は停止位置を3m行き過ぎることなんてザラにありますから、ホームで電車を待つときはそのズレも計算しているくらいです(笑)。

 停車の瞬間はブレーキを緩めるのは当たり前なのですが、運転士さんの操作を見ていると、やや緩めるタイミングが早すぎるような気がします。で、停止位置で止まれないから慌ててブレーキを込め直すって感じです。ホームの端に余裕がない場合だけは結構シビアに停車しますが、停止位置からホームの端まで余裕があるときは結構平気で行き過ぎる傾向があります。南海電鉄ではこのような停止位置のずれは非常に少ないので、車両特性の差なのか、運転技量の差なのかいつも不思議に思っております。

 さて乗車した急行国府行き。本宿を過ぎて長い下り坂に入りました。運転士さんは立ち上がって乗務しています。自然加速したスピードを時々ブレーキで規定速度まで減速させていました。この車両は運転台が肩の辺りまであって結構高いんです。それで下り坂の時には立ち上がって運転することもあるようですね。これは何度か見たことがあります。

 すっかり話がそれてしまいました。問題のハプニングですが、まさしく終点国府までの最後の直線に差し掛かった時に発生しました。左手には「OTOWA 赤坂小」と書かれた音羽町立赤坂小学校の植え込みがあってその素晴らしく行き届いた手入れにいつも感心しておりますが、ふと前方に目をやると国府の場内信号がまだ停止のままで、御油駅付近にある1つ手前の信号が注意信号だったのです。

 ところがです。運転士さんの持つマスコンの手が一瞬ブレーキ側に行ったと思ったのですが、なぜかすぐにNに戻したのです!信号を別のものと勘違いしたのでしょうか…。あれあれと思って見ていたら、注意信号が至近距離まで近づいてきて運転士さんは慌ててブレーキを常用最大に入れて、こりゃヤバイと運転台上部の装置を何やら触ろうとしたようですが…。

 減速は間に合いませんでした。私は速度計を見ていたのですが、注意信号を通過した瞬間まだなんと90km/hはあって、注意信号の現示速度である65km/hをはるかにオーバー。けたたましいベルとかは鳴りませんでしたが、ATS照査に引っ掛かって非常停止。電話で一言話した後、すぐにリセットして運転を再開させました。「何事もありませんでしたのでこのまま運転を再開いたします。無駄な急停車でご迷惑をおかけしました。」(音声ファイル)と謝る車掌さんがちょっと気の毒でした。

 どちらも結局大したことはなかったのですが、前者の運転士さんは「あっぱれ!」、後者の運転士さんは「喝っ!」ですね(大沢親分と張さんが入っている…)。


朝日を浴びるパノラマスーパー(名鉄知立駅にて)
知立駅で後から来る急行国府行きを待っている間に撮りました。
(クリックすると拡大表示します。)


名鉄3500系運転席
国府手前(御油駅付近)の注意信号で減速が間に合わずATSが作動してしまいました。この時の運転士さんです。


急行新岐阜(名鉄岐阜)行き
車内より撮影。朝の豊橋方面方向は思いっきり逆光になるので、まともな写真が撮れません。冬は太陽が低い位置にあるので特に条件が厳しいです。


急行豊川稲荷行き
夕日に染まる諏訪町駅にて撮影しました。
(クリックすると拡大表示します。)

撮影機材:DiMAGE Xt(コニカミノルタ)


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第39話 豊川出張で電車旅日誌

 

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