
|
Topic 第100話 最終回・これまでの7年間を振り返る (06/10/22) 1999年10月24日にスタートしたTrain Topicsもいよいよ第100話、最終回を迎えることとなりました。書く内容は時を経て変化してきたとは言え、スタイルを変えずに7年間継続できたことは、ひとえに皆様からのご声援があってこそと感謝いたしております。 最終回の今回は、これまでの7年間を振り返り、ポイントを絞っておさらいしながら、総括してまいりたいと思います。 ●Kochanの過去の経験を多く取り上げた前半 初期の頃はKochanがまだ愛知県豊川市の寮に住んでいた時代。休日は寮で休養をとるか、実家に帰省していました。正直申し上げて、Train Simulator以外への関心は薄く、書くネタも豊富ではありませんでした。高校時代のJR和歌山線から南海高野線へギリギリのタイミングで乗り換える苦労話をつづった高校時代の乗換え戦争、南海電鉄へ長年勤めていた父が明かしたブレーキ故障による暴走事故体験など、Kochanが今まで見たり聞いたりした過去の体験を拾い集め、トピックとして採用したものが多かったです。 また、シリーズものとして、就職活動で痛感したことでは、KochanがJR西日本の就職試験を受けたときの、ほろ苦い体験談を3回に渡って書いております。時代は当時と多少変わっておりますが、特に現在中高生の方に読んでいただきたい内容が盛り込まれております。 ●JR西日本を中心とした事故検証(特に尼崎脱線事故) JR西日本については、やはり2005年4月の尼崎での痛ましい脱線事故への関心が高く、弊サイトで5回に渡って取り上げてきました。実は、JR西日本の危機管理のあり方についてはこのトピックシリーズでも初期の頃から問題提起しています(第4話不測の事態への対応)。 そして、2002年11月の二重事故、2003年2月の新幹線居眠り運転では、かなり辛辣な言葉を並べてJR西日本のお粗末な対応を批判してきました。事故の対策だけでなく、危機管理全般や普段の連絡体制も見直すべきと強く指摘してきましたが、誠に遺憾ながらあのような事故が起きてしまいました。つまり、私はあの事故は”防げた”はずの事故だったと思っております。 ただ尼崎の脱線事故を巡っては、マスコミの醜態も明らかになりました。会見で暴言を吐いた記者の問題、JR西日本を何でもかんでも批判しておけばよいという姿勢からは、明日そして未来を作っていく報道がなされているとはとても思えません。報道の役割、使命についてもう一度考え直したいものです。 他に、JR東日本による中央線の工事トラブル、その副産物である開かずの踏切の状況悪化についても忘れることはできません。トピックでは取り上げていませんが、最近でも工事で線路が沈むことによるトラブルや、長時間の停電など、JR東日本でも一歩間違えれば人的ミスが大惨事の原因となりうる出来事が起きています。”事故の芽”をきちんと分析し今のうちに摘み取っておくことが非常に重要になると思います。 ●終盤に定着した電車旅日誌シリーズ 2000年末に初めてデジタルカメラを購入し、徐々にではありますが自分で撮影した画像をTrain Topicsでも掲載するようになってきました。手軽に写真が楽しめるとは良い時代になったものです。2001年10月掲載の南海電鉄'01鉄道の日記念イベントではまとまった数の画像を公開するに至りました。その後は交通科学博物館や南海電鉄施設見学会のレポートなど、次第に画像を中心として構成するトピックが増えてきました。 その傾向に拍車をかけたのがズバリ結婚でしょうか。第82話の九州縦断編以降、電車旅日誌シリーズとしてすっかり定着しました。京阪神と奈良県内を中心に嫁さんと出かける機会が大幅に増え、行き帰りで異なる路線に乗車したり、ちょっとマニアックな乗り方をしてみたりしていろいろ楽しみました。 第93話と第94話で取り上げたわかやま電鐵貴志川線。南海電鉄の意向により一時は廃線の危機に陥りましたが、なんとか乗り越えて営業譲渡にこぎつけました。地元に密着した様々な施策、特に名物のいちご電車が奏功、乗客増に転じ、2006年10月21日のダイヤ改正で増便とJRとの乗り継ぎ改善が図られることとなりました。「できることをしっかりやれば乗客は必ず応えてくれる」ことを示す良い例であり、これぞ鉄道の原点と思います。 ●節目を機に、次のステージへ… 自分の書いた泥臭い文章ではありますが、7年間もの蓄積があると、時々読み返しては「こんなこともあったなあ」と再び新鮮な気持ちになることもあります。例えるなら古いアルバムをめくるときの気分と言いましょうか…。思い出や体験を定期的に一つのレポート、記録として残すことは面白いと思いますので是非皆さんにもオススメします。そのためのコツとして、まず無理をしない、継続的にやっていけそうなテーマと更新頻度を設定すること、そして続けられそうになければ最初からやらない(シリーズ化しない)を挙げておきます。とりあえず定期的に形にできれば最低限はクリア、内容は二の次でもまずは構わないと思います。あくまで余裕のあるときに、内容の充実や書き方の工夫を考えれば良いでしょう。 さて、Train Topicsは第100話の節目を向かえ、一旦これにて幕となります。初期の頃から100話を目標としてきましてそれを達成したのを機に、次のステージを考える時間を持ちたいと思っています。もちろんこれまでも走りながら考えてきましたが、それではなかなかまとまった時間も取れないのが現状です。ここでサイト再構築も含めまして、目指すべき方向性を探っていきたいと思っております。 今までTrain Topicsをご愛読くださいましてありがとうございました。これからも弊サイトをよろしくお願いいたします。 電車旅日誌に相当するシリーズはマイフォトにて少しずつ掲載していきますので、これからもご期待ください。
|
(C)1999-2006 Train Topics